navras’s

サンスクリット語でnavaは9、rasaは感情。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

脚本

それは、愛を確かめる為のシナリオ 試練としか思えぬ出来事も全て神の計画した絶対的な愛のプログラム 運命だとしか思えぬ不思議な出逢い 未熟なこころ故、遠回りをして こころはあの頃のままさらに複雑となった現在ふたたびめぐり逢う 全ての常識を捨て、超…

孤独

孤独と孤立 人はときとして迷う 孤立は他者との断絶であり、自らの繭に自らを閉じ込めるもの 孤独は外界との隔離であり、自ら選び、思索の世界に委ねるもの また孤独とは時間を楽しむこと、孤立とは時間に苦しめられること 孤独は必要なものであり、なくては…

風音

朝の白い光と夕の赤い光で織って雨と虹で飾った光の服を纏い ひろいひろい草原で空を見上げて 陽の光を浴び風に吹かれ星空に包まれて過ごすの 傍には静かに座る良人 (mc)

刻印

誰の心にも深く刻まれた人がいる。 それは、岩に掘られた名前のように あなたの魂に深く刻み込まれる。 そこにたどりつこうとあせってはいけない。 「そこ」など、どこにもないのだから。 本当にあるのは「ここ」だけ。 ひとに与え、与えられるのが人生。 朝…

瑜伽

ゆったりと目を閉じまんなかに意識を向ける だんだんと微振動を感じ空間との境があやふやになる 景色の中へ溶け込んで 気が付くとまんなかにいるのは わたしひとりでなくてすべてだった 春の花夏の陽射し秋の香り冬の空気 高台の芝生から眺める波 豊かな景色…

円環

「尾を飲み込む蛇」は、始まりも終わりも無い象徴 心理学者のユングは、人間精神(プシケ)の元型を象徴するものといい 人間精神(プシケ)の語源は「息・呼吸」を意味する。 やがて。それが魂を表す言葉となる。 環状の姿は内側と外側とを生み出し、そこに…

彼方

広がる草原のその先の 山の先の遠くを眺め 陽がのぼり 陽が暮れて 来る日も来る日も待ち侘びて やがて 待ち人がほんとうに在ったのかすら わからなくなり 遠くをみる瞳は いつしか、空を彷徨い 失望が深く染み込む せめて気配だけでも感じられたら 何万年で…

魂還

陽が昇るころ 自然のものたちが動き始める シンとした一瞬 座って目を閉じ吐き出す それから 「わたし」の中心に 意識をあわせて ひかりを灯す しばらくそうしていると 重ねた手の境がぼんやりとしてきて 身体の輪郭もぼんやりとしてきて 何処かへ繋がる ほ…

湧水

彼女は昔と変わらぬまま、そこにいた。 彼女は昔と変わらぬまま、微笑をたたえていた。 彼女の眼差しは、時に宙空を眺め、時に憂う。 時間も空間も意味はない。 ただそこにあること。 ただそばにいること。 彼女のエネルギーはまるで湧水のように溢れ。 彼女…

帯石

吉備には興味深い場所がいろいろあるんよ、と 楯築遺跡と施帯文石(亀石)へ連れていってくれた 丘の上にあるその場所は シンとしていて何もないようにみえた 普段は何もなくて 決まった時になると 繋がる場所なのかなと感じた いつつの大きな石の前に立つと…

雲太

出雲の境内は大地とどっしりと繋がっていて 誰をも拒まないおおきなおおきな場所 その中でも あなたが蚶貝比売命の話をしてくれた天前社の前で ハートの中心が大きく反応した それが何を意味しているのかはわからないけれど 緑ターラーに惹かれるのと 同じ理…