navras’s

サンスクリット語でnavaは9、rasaは感情。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

比護

自由で在りたいと感じながら 比護されることを願う 追いかけられると 逃げ出したくなる 恋焦がれたのもが てのひらにふわりと落ちた瞬間 それは焦がれたものではない 別のものとなる ただただ明るい方を 遠くに眺めながら (MC)

直感

よく「直感」を神託のように扱う人がいる。 私はどうも苦手だ。 それは人には自我(エゴ)があるからだ 「直感を信じる」という人は、 どれほど、エゴを理解しているのだろうかと思う。 自分では直感だと思っているが、その中には エゴが混じっている場合を…

満月

満月の夜に 愛されない再設定をする それは 必ず叶う 叶い続けている 帰らぬ人を待つのは もうやめよう 過去の決意は永劫に続き 心はいつも涙する (mc)

時待

かのひとの想いが わたしのこころに流れ込む この世の源は ひとつだと確信する瞬間 でも わたしのこころは届かない いつの時代も 時待ちびと とおくを眺め 変わらぬ運命をひたひたと感じる (mc)

海岸

波打ち際で耳を澄ます。 聞こえてくるのはなに? 夕日が海岸線の丘陵の向こう側に沈む 訪れるものと去りゆくものは誰? 刻一刻と闇に包まれるけれども 波の音は穏やかに、一定のリズムを 私の身体と皮膚と、網膜に刻む 時は流れ、周りは変わっていくけど 波…

日没

草の揺れる先の 地平の向こう 登る陽を ひたいに浴びて 静けさとともに待つ その陽が別の彼方に沈むのを ぼんやり眺めながら こころの奥の哀しみのカケラ いつになれば ひとりで幸福を感じられるだろう (mc)