navras’s

サンスクリット語でnavaは9、rasaは感情。

帯石

吉備には興味深い場所がいろいろあるんよ、と

楯築遺跡と施帯文石(亀石)へ連れていってくれた

 

丘の上にあるその場所は

シンとしていて何もないようにみえた

 

普段は何もなくて

決まった時になると

繋がる場所なのかなと感じた

 

いつつの大きな石の前に立つと

天と交信する場所だったはずなのに

大地のエネルギーを強く感じる

 

静かにそれを感じていたら

ずうっと前から

わたしを護ってくれているひとが

優しく微笑んでいた

 

むかしむかし求めていたものは

いまここに、こうして在る

彼方を求めなくても

 

ほら、ここに

 

彼方という、ここに在る

(mc)

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