2016-10-12 彼方 広がる草原のその先の 山の先の遠くを眺め 陽がのぼり 陽が暮れて 来る日も来る日も待ち侘びて やがて 待ち人がほんとうに在ったのかすら わからなくなり 遠くをみる瞳は いつしか、空を彷徨い 失望が深く染み込む せめて気配だけでも感じられたら 何万年でも待っていられたろうに (mc)