navras’s

サンスクリット語でnavaは9、rasaは感情。

硝子

重いから、軽さを感じ

冷たいから、暖かさを感じる

 

哀しいから、嬉しくて

 

ひとつのものは
すぐに別のものになる


朝目覚めると
隣にいたはずのひとはそこにおらず


まるで
初めからいなかったようで

 

なんで眠ってしまったのだろうと
後悔ばかりが繰り返される

 

ほんの少しだけ残された
こころの気配が

胸を占める

 

(mc)

 

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