navras’s

サンスクリット語でnavaは9、rasaは感情。

無音

心の反応に気づく

 

古代仏教の秘儀といわれるものは

いたってシンプルだ。

 

「言葉を抜く」それだけ

 

光る夜の空をイメージする
 「星が…光る…空が…広がっている」と言葉を口にしてみる。

それは、それは素晴らしい宙空が、あなたの前に広がっていく。

「星」も

「光」も

「空」も

「広がり」も

ひとつの言葉(概念)であり、思考だ。

 

人は、言葉によって、見聞きするものに意味づけをし…

把握し、使役してきた。それを「思考」と呼んだ。

 

「言葉を抜いていく」

 

繰り返し、繰り返し、徐々に言葉を抜いていくのだ。

 

 「…が…光る…空が…広がっている」

 「…が……空が…広がっている」

● 「…が…………が…広がっている」

● 「…が…………が………いる」

● 「…が…………が……………」

● 「………………………………」

 

言葉は無音となり、思考が消える。

こうして、あなたと私はひとつになる。

そこには因果はない。

そこには宿縁もない。

そこには「ある」がない。

それが私とあなた……

(my)